地球温暖化現象についての詳細情報

2010年1月

地球温暖化とは

1gro.jpg地球温暖化とは一体、何なのでしょうか。

地球温暖化とは、人間の活動が活発になるにつれて「温室効果ガス」が大気中に大量に放出され、地球全体の平均気温が上昇する現象のことをいいます。

温室効果ガスとして二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N20)、フロンなどがあげられます。

 このように聞くと温室効果ガスはいかにも悪いもののように考えてしまいますが、もしも地球上に温室効果ガスがなかったとすれば、地球の平均気温はマイナス18℃となり、極寒の星になってしまいます。

したがって温室効果ガスがある存在する事が悪い事ではないのです。

地球の地表の気温は、「太陽から届く日射が大気を素通りして地表面で吸収され、加熱された地表面から赤外線の形で熱が放射され、温室効果ガスがこの熱を吸収し、その一部を再び下向きに放射し地表面や下層大気を加熱する」という仕組みにより生物の生存に適した気温に保たれています。

 ところが近年、産業の発展や森林の開拓などの人間活動の活発化に伴って温室効果ガスの濃度が増加し、大気中に吸収される熱が増えたことにより、地球規模での気温上昇(温暖化)が進行しています。

つまり温室効果ガスの濃度が必要以上に増加している事が問題なのです。

地球温暖化の原因

2gro.jpg地球温暖化の原因はいったい何なのでしょうか。

地球温暖化の原因は温室効果ガスの濃度が必要以上に高くなることです。

その中でも一番の原因と言われているのは温室効果ガスの一つである二酸化炭素の濃度が高くなったことです。

二酸化炭素は物が燃えると発生します。つまり、人間が石油、石炭、ごみなどを燃やすことによって発生するのです。

人類は産業を発展させるために、産業革命を起点として、大量の燃料を燃やし続けてきました。これによって、私たちの生活は豊かになり、便利になりましたが、空気中に必要以上の二酸化炭素を出し続けてきました。

 また、世界中の森林をさまざまな理由で伐採しました。森の木は生長するときに空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。つまり、森林を伐採したために二酸化炭素を減らしてくれる木を減らしてしまいました。

このようなことが原因で現在も二酸化炭素の濃度は高くなり、地球温暖化問題は深刻になっているのです。

地球温暖化の影響~総論

3gro.jpg地球温暖化により地球規模で気温が上昇するとどのような問題が発生してくるのでしょうか。

考えられることとして、海水の膨張や氷河などの融解により海面が上昇したり、気候メカニズムの変化により異常気象が頻発する恐れ、さらには自然生態系や生活環境、農業などへの悪影響も懸念されています。

統計上、過去100年間に地球全体の平均気温は0.3℃~0.6℃上昇し、この影響で海面は10~35cm上昇したといわれています。

なぜ海面が上昇するのかというと、気温が高くなると当然水温も高くなるのですが、海の水温が高くなることにより、海水が膨張するとともに、北極及び南極付近の氷が溶け、海水の量自体が増えるからです。

そして地球温暖化による気温の上昇と海面の上昇により様々な悪影響が生じてくるのです。

地球温暖化の影響~干ばつ、水害

4gro.jpg地球温暖化の影響として考えられるものとして干ばつや水害が考えられます。

地球温暖化により、気温が上昇すると乾燥地ではいまよりも一層、干ばつが進み、雨の多い地域では洪水が増加するなどの事態が生じるおそれがあります。

そして水資源の格差がより一層世界中に拡大する事が懸念されます。

また干ばつや水害などが原因で当然農業にも大きな損害をもたらす事になるでしょう。


地球温暖化の影響~生態系への影響

5gro.JPG当然の事ですが動物や植物は、自らが生活しやすい気候の場所で生息しています。

そのため、気温上昇が進むと、自らが生活しやすい気候である気温の低い場所に移動する必要がでてきます。

しかしながら、気温上昇は、生態系が対応できるスピードよりもはるかに早く進行すると予想されています。

このために、多くの種が甚大な被害を被ると懸念されているのです。

例えば世界全体の平均気温が2℃上昇したとしましょう。

そうなると地球の全森林の3分の1で植物種の構成に大きな影響がでて、微生物や動物を含めた生態系全体が、世界のあらゆる場所で変化していくとされています。

そして気温上昇は、生態系が対応できるスピードよりもはるかに早く進行すると予想されるので、温暖化のスピードに森林の変化が追いつかず、森林生態系が破壊され、たくさんの二酸化炭素(CO2)の放出が起こり、そのことにより更に温暖化が進み多くの種が甚大な被害を被ると予想されているのです。

地球温暖化の影響~沿岸域の国土の消滅

6gro.jpg沿岸域の低地には世界中で多くの人々が居住するとともに、動植物にとっても非常に重要な生息地域となっています。

その重要な海岸域の低地が地球温暖化により気温が上昇すると海水の膨張や氷河などの融解により海面が上昇し、沿岸域の低地に対して、水没、海岸侵食、淡水帯水層への塩水の進入などの悪影響を及ぼしてしまいます。

従って標高の低い島や広いデルタ地帯を持つ国では、国土の消失や台風・高潮の被害の増大などの深刻な影響をもたらすことになるでしょう。

ヨーロッパではオランダなどが代表ですが標高が低くて国土が消滅の危機にあるから、地球温暖化問題について熱心に取り組んでいるんですね。

地球温暖化の影響~死亡率、伝染病の発生率の増加

7gro.jpg地球温暖化により、夏季に気温が高くなる頻度と期間が増加すると、熱射病などの発生率や死亡率が増加する恐れがあります。

特に高齢者の死亡率が増加することが指摘されています。

低緯度の感染症(マラリアなど)が高緯度に拡大する可能性も指摘されています。

もしマラリアが高緯度に拡大すればマラリアの発生率が高くなり死亡率が高くなることが懸念されています。

地球温暖化により人間がであったことのない、眠っていた細菌などが活動し始めたりする事も指摘されています。

地球温暖化の影響~経済への影響

8gro.jpg地球の温暖化により経済にも大きな打撃を与える事を知っておきましょう。

地球温暖化が進むと、異常気象が発生する事により人的被害や建物の倒壊による被害や農作物への被害など経済にも深刻な被害を与えると予想されています。

異常気象による経済的損失は増加の一途を辿っており、ここ50年くらいで10倍くらいに増加しています。

温暖化対策を促進して結果が出ない限り、異常気象による経済的損失は増え続ける事になるかもしれません。

地球温暖化対策~総論

10glo.jpg地球温暖化によるさまざまな影響があることは別項で紹介しました。

しかしそのまま地球温暖化を放置しておくわけにはいきまません。

そこでこれから数回にわたり、地球温暖化を防止すべく、その対策について解説をしていきたいと思います。

地球温暖化に対する対策ですが、温暖化を抑制する「緩和」と、温暖化への「適応」の2つに分けることができます。

地球温暖化の緩和策として様々な自主的な努力、および政策による対策が進められ、その内のいくつかははその有効性が認められています。

しかしながら現時点では残念ながら、その効果は温暖化を抑制するには全く足りず、現在も温室効果ガスの排出量は増え続けているのです。

しかし現在私建達が持つ緩和策を組み合わせれば、「今後数十年間の間に温室効果ガス 排出量の増加を抑制したり、現状以下の排出量にすることは経済的に可能である」とされる。

同時に、「今後20-30年間の緩和努力が大きな影響力を持つ」「気候変動に対する早期かつ強力な対策の利益は、そのコストを凌駕する」とも予測されており、現状よりも大規模かつ早急な緩和策の必要性が指摘されています。

以上からもわかるように地球温暖化に対する大々的な対策を講ずることが急務とされているのです。


地球温暖化対策~緩和策の国際的な枠組み

11glo.jpg地球温暖化を防止してその対策を講ずるためには世界規模で緩和策・適応策を話し合い、決定事項を推し進めていかなければなりません。

緩和策・適応策を話し合う国際的な枠組みとして、最も大きなものが気候変動枠組条約(UNFCCC)の締約国会議(COP)です。


この会議を基に京都議定書がつくられている事は覚えておいてください。

そして京都議定書は温暖化の緩和策を直接規定した世界的な取り決めとして非常に意義があるのです。


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